ビジネスは机上論ではなく、理屈では説明がつかないことが8割。
セオリー(理論・方法論)だけで成功できれば、本屋でHOW TO本を買って読めば、みんな成功するわけで。。
でも、世の中の7割以上が赤字企業ということは、セオリーだけではない、ということになります。
いくら理論や方法論を学んでも、時代や政策などいろんな絡みの中で生きているわけですから、目に見える、起こる現象は変わります。
同じ事業を行っていても、企業文化、価値観、人員、レベルなどがそれぞれ違うわけですから、それぞれに起こる現象はなおさら違います。
でも、変わらない論理はあります。
だから、理屈、すなわち論理の2割はしっかり抑えていないと、と。
理屈じゃないから理屈が大事、ということなんでしょうね。
全ての事業が、SWOT分析やバリューチェーンなどのフレームワークや、価格・仕様・導入時期などを決めるアクションリストだけで成り立てばそんな簡単なことはありません。
会社の文化やリソースはそれぞれですから、それに合致した"解"でないと。
だからHow To本をいくら読んでもうまくいかないわけで。
でも、知識としていくつかの事例を知っていることで、自社に合っているものをつなぎ合わせたりすることができるので、そういう意味でのインプットは大切になります。
ようは、いくらインプットをしても正しい考え方・行動ができないと、独自の"解"が生み出せないということになります。
数字は過去の事実ですから、こうなるだろう、という予測や推測はできます。
でも、大事なのは、こうなるだろう、ではなく、"こうしよう"という未来に向けた意思なのだと。
そこに至るまでには、"こうしよう"が決まるまでのプロセス(議論)があり、そのプロセスを共有したからこそ関係者全員が納得し、他人事ではなく自分事として主体的に実行に移す原動力が生まれるのだと思います。
さて、明日から12月突入ですが、12月も皆様のお役に立てるイベントをしっかり用意しております。
是非、ご参加くださいませ。