2017年06月26日

感性を大事にする時代

日本は長引くデフレで、服から食料品から安いものが売れるというのは事実ではありますが、反面、『これぞ!』と思えるものには結構ドカンと支出したりして。

これは自分をみててもそうだなと。

日用品から何から、興味ないもんには本当に無頓着で。

でも、ず~と使えるものなら、とか、ビビッと自分の感性にきたものには、結構いっちゃいます。



自分が『これ、好きだな・・俺』といわれるジャンルものに関しては、というプチ贅沢とでも言うんですかね。

一昔前の、高級バッグ、誰もが持っているブランド品を、という流れではもう無い。

その既定路線から、1歩も2歩も踏み外していっているのが、特に僕らくらいから下世代の物の買い方かなと。

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より、『自分らしさ』、『自分の好き』という、感性にあったものを、と。

これを買うのが損か、得か、という判断基準よりも『これをもつ事が、これそのものが、より自分らしいか。自分が好きになれるか、』と。

機能と価格を天秤にかける消費時代から、安心感や使いやすさ、楽しさやライフスタイルという感性消費の時代へとシフトしたのだと感じます。

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そして、「言っていること=やっていること」が一致し、理念に全てが連動することが、安心・評判をよびブランドになるのだと思います。  


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2017年06月16日

出来ること、出来ないこと

僕たちは、お客様との出会いから、設計、施工、アフター、感謝祭などその後のお付き合いまでさせてもらってます。



その中に、必ずその家族なりの物語があって、その連続性の中で『僕らはこっからここまで』と、ぶつぎりになって良い家は出来無いんじゃないかな〜と。

図面を書いて、ハイ幾ら。ではなく、まぁ最後まで責任を持ってしっかりやりたいのです。はい。

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ありがたいことに、毎日、メールや電話、来店などがあります。

そして、そこから出会いになるわけです。

もしかしたら、1年後振り返ったら「あの時が出会いでしたね〜」というお話をするかも知れませんし、そうはならないかも知れません。

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購買決定権は、お客様が持っているわけです。

ですから、僕らに出来ることは一つです。

僕らが伝えられることを誠実に伝えるだけです。

そして、僕らに出来ること、そして出来ないこと、こちらも誠実に伝えるだけだと思います。

僕らが良いと思えるものを、僕らが良いと思える素材を、僕らが良いと思える工法を、想いをもって正しく伝えるだけです。

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以前も書きましたが「想い」という無形のモノが「物質」に何らかの作用をする質量があるものだと信じてます。

別に変な宗教にはまっている訳でもなんでもありませんが、同じ行動、事象でもそこに「人の想い・念」が乗る事により、違いが出ると思っています。

真剣さや誠実さは、物質、すなわち家や関わる人たちに良い影響を与えると信じたい。ですね。

 

明日、明後日、浜松市と豊川市で完成見学会やってます。

是非お越しくださいませ。

   


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2017年06月05日

○○で評判ね。って会社に

企業にとって、広告宣伝というのは必ず付いてまわります。
が、正直にいうとバカになりません。

広告やチラシ、建築雑誌など、簡単に数十万、数百万円が飛んでいきます。

工務店業、量産メーカー業で、成長路線に乗せるには売り上げの3〜5%広告宣伝費が必要、と一般的にはいわれています。

この数字もどこに行きたいのかで違うでしょう。会社のステージによっても。



極端にいえば、知る人ぞ知る会社、誰もが知っている有名な会社。

どっちを目指すのか、どう在りたいのかで違ってくるもの。

知る人ぞ知るっていうのは、そこに少し逃げが入っているようないないような。。。

有名な会社だからといって、優良な会社っていうのでもないような。。。

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だったら、この両方を、と。

「あ〜あの会社ね、知ってるよ。○○って評判ね」と。

宣伝をしなくても、『あそこホントに良い建物つくってるよ〜』『あそこホントいい会社だよ〜』と紹介をしてもらい、それから、少しずつファンになっていってくれることが理想ですね。

少しずつではありますが、そんな感触もあったりします。

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年々広告宣伝費が少なくなって、順調に成長していくことが、エンドユーザーにとっても僕たちにとってもメリットがあります。

そうなるように、日常の一挙手一投足、そのすべてが自己を鍛える道場という精神でやっていきます。  


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2017年05月24日

正解はないけど信念はある

『常識』は国が変われば非常識になりえますし、時代が変われば非常識になりえます。

僕の頭の中の常識だって、あなたの頭の中の常識だって、根拠はあやしいものです。

でも、頭の中の思い込みは自分では「当たり前」になっていますから、普段は気づくこともありません。

だから、疑うこと、なかなかできません。

結局の所、悩みや嫌な感情って自分の常識内の思い込みで、その常識が自分を縛っているわけです。

この思い込み、捨てちゃったら楽になれますよね。

中々できませんけど。


↑↑↑延べ床面積20坪未満でも常識を変えれば素敵な空間になります

 

『正義』というのも定義がいつも変わるものだと思うのです。

宗教が違えば変わる。

時代が違えば変わる。

価値観によっても変わる。

なので自分が正しいと思っていても、どれほどその正しさが認められるときを待っても、必ず正義が勝つということはないのかも知れません。

でも、僕たちは、プロとして知ってしまったからには、家に住む人が不利になる事は出来るだけ排除した家づくりを正直に誠実にやっていきましょうと。

そして、長持ちしない建材や健康を害する建材を排除した『0宣言』という「ぶれない軸」を持っています。

常識や正義に正解は無いのかもしれませんが、信念は大切にしたいものです。

   


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2017年02月16日

根拠、ありますか?

第二次世界大戦後、住宅の工法や建材、耐震基準などハード面で大きな変化がありました。

住宅不足により安価で早く大量に住宅の供給が必要とされ、そのため早く組み立てられる資材が活用されることになり、ビニールクロスや化粧合板、集成材などが当たり前のように使用されてきたのです。

しかし、住宅供給が優先されることにより住宅のほとんどが工業化製品を使用し、高気密・高断熱と謳われる室内空間はまるでビニールハウスと化してしまいました。


その結果、密閉された空間に資材から揮発する化学物質が放出されることによるシックハウス症候群など、大量の住宅供給を引き換えに健康への悪影響が顕著化して、現在に至ります。



そんな背景から、一昔前は「自然素材」、今では「健康住宅」を多くの会社がうたっていますが、その殆どが‶なんちゃって自然素材″、‶なんちゃって健康住宅″です。

というのは、目に見えないところまで気を使っている会社は少ない、そして根拠を持っている会社はない、というのが現状だからです。

我々は593軒、711名様の「住んだ後、健康面でどのうような変化が見られたか?室内の温湿度環境も含めた調査」を行い、我々の家に住むと健康になるということを科学的に証明してもらいました

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実際に、根拠があるからIGさんに決めました、という方も多くいらっしゃいますし、体感ツアーなどで生の声を聞いて決断される方も多くいらっしゃいます。

家を建てることが目的ではなく、住んだ後にどうなるか、が大切なのだと思います。

造る側も、住む側も、色んな価値観があるので、どれがどうということはありませんが、

僕たちは、健康・長持ち(耐震・耐久性)・安心(ランニングコストや会社)の3本柱の家づくりを行っています。

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是非、週末の見学会で体感ください。*名古屋会場は予約制になります。

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2017年02月02日

豊かさ・ゆとりがその家族の価値観へとつながる

リフォーム補助金活用もあり、ここのところリフォームの引き合いが多く、パンクしそうな勢いで、、ありがとうございます。

わが社が得意とする‟断熱性能向上リフォーム"‟耐震リフォーム"をはじめとし、‟ほぼ新築のような増築"‟リノベーション"など、知識や経験が重要視される、難易度の高いものも多くなっています。

2月19日に事例をアップする予定になっていますが、リフォーム・新築、新たに1件ずつステキなお宅が完成しましたのでフライングで少々アップ(笑)



リフォームに関しては、意外とお客様ご自身が工事に対する限界や制約といった既成概念にとらわれて、最初から再生は不可能だと諦めている場合が多いのが実情です。

iGのリフォームはその家をいかに再生し、いかに長持ちさせるかに主眼を置き、それぞれ各分野のプロフェッショナルがチームとして、その家の良さを最大限に活かしつつ、お客様のご希望に適った空間を創り出します。

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せっかくリフォームしてもすぐに建物が傷んだのでは意味がありませんので、当社では見た目をきれいにするだけのリフォームは決して行いません。

そのために特に重視しているのが、建物の骨組みと耐震性です。

事前に建物全体を必ずチェックして劣化状況を確認し、痛んだ箇所に対しては適切なメンテナンスをご提案しています。

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新築もリフォームも健康で快適な暮らしを通じて「ゆたかさ」を、一人でも多くの方に手に入れていただきたい。

そう思っています。

 

で、こちらは新築の事例です。

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この場所、この空間の中で、好きなものに囲まれ、家族や知人と繋がり、どんな時間を過ごすのか?

小さな幸せの積み重ねこそが「ゆとり」であり、その暮らしが家族の文化、家族の価値観となっていくものだと感じます。

そんなカルチャーを一緒に作っていければ幸せです。

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自然素材の漆喰や、無垢の木を採用している理由に、当然人に害のない素材、人体に負担の掛からないという理由もありますが、もう1つ、「自分で手を入れながら、長い時間使い続けられる」という点もあります。

北欧、デンマークやスウェーデンでは、リフォームというものが、日本よりも盛んではないようですね。

自分たちで手を入れて、住みやすくしていくのが文化だからなのだと思います。

昔の日本に似ているのでしょうか。手をいれやすい材料を選択するのは良い事だと思います。

エコでもありますし。

 

   


2017年02月01日

積み重ね

今日から2月ですね。

そういえば、今年でIGは創業118年になります。

数年前の国税庁のデータになりますが、設立5年以内に倒産する会社が85%、設立10年以内に倒産する会社が93.7%。

そう考えると、客観的に見ても、我が社の社歴はすごいのだと思います。

つぶれない、つぶさない、これは顧客との約束を履行する上で、『誠実』な価値観なのだと思います。



資本主義の世の中ですから、ビジネスとして商売上手という事も勿論必要です。

しかし、そこに従事している人たちが何をもって『豊かな人生』と呼ぶのかを考えなければならない世の中になっているように思います。

建築業界は特にそう。日本は、毎年新しい工法が生み出され、産業、資本主義の中でいかにして勝つかが主題。

日本の家つくり、というか日本の文化は湿気、湿度と共にあり、そこと共存していく文化だったはずで、そこに回帰していくことが重要だと。

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逆説的に言えば、人件費が高い日本の労働集約型モデルで、利益を追求するための住宅にするには、効率や生産性を徹底的に追求した家=量産メーカーさんの家になるのでしょうか。

全てが工業製品で造られた、日本の気候文化に反した呼吸しない家。

高度成長で住宅がプラモデルのように造られ始めたのと同時に出てきた「シックハウス(病気の家)症候群」という社会問題。

「でも、それは24時間強制換気という法律で解消したから販売者の責任ではない」と、我関せずの国やメーカー。(全く解消してませんけどね)

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さらに誤解を恐れずに表現すれば、

「大工さんが棚を少し斜めにつけてしまったらクレームになるけど、アトピーやシックハウス症候群になってもクレームにはならない。これが今の住宅業界(産業)」なのかな、と。

「前者は目に見えるものであり、後者は目に見えないもの。

だから、という訳でもありませんが、我々は『売るための家を提供するのではなく、豊かな暮らし(耐久性があり健康的で、メンテナンスやランニングコストがかかりにくい家)ができる家』を提供しています。

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動物は、巣に帰ると安全が確保され、安心して眠りにつきます。

家も、人が安心して住む事ができる「巣」と定義した場合、耐久性は勿論、電磁波や空気の質も含めて安心、安全は最低限クリアしたい点ですね。  


Posted by EYE G at 16:40Comments(0)ポリシー健康

2017年01月07日

必要とされ続けること

昨日はiG全社員が集まる新年発進会がありました。

毎年恒例ではありますが、年末年始に今年や未来の目標設定をして、そのイメージに近いビジュアルを集め紙にまとめます。

それをこの発進会の場でシェアして、毎日自分の潜在意識に刷り込むのですが、人はイメージしたものは成し遂げることができる生き物だと実感します。

かれこれ、10数年間行っていますが、10年ぐらい前に書いたことはほぼ達成できていて、潜在意識の力というのは本当に侮れないものです。

そんな訳で、潜在意識をもっともっと有効活用していこうと思います。



さて、例えは悪いですが、事故や犯罪があるから社会が成長するように、人間は不完全であるがゆえに、失敗や問題、悩みがあって発展する生き物でもあります。

事故や犯罪という問題を、法や技術革新により世の中が安定・成長発展していくのと同様、人や組織が問題を乗り越え続けることが人生であり、希望であり未来です。

それが成長発展であって、問題があるからこそ使命感を持って仕事ができる。

だから、問題が出てくることを恐れずに、その必然性を理解し、悩みや問題を肯定化させて逃げずに向き合うことが大切なんですよね。

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「幸せの基準」は人それぞれですが、人も組織も‟必要とされ続けること”が、「幸せ」を手に入れるためのキーワードなんだと思います。

だから、自分や会社にとって大切な顧客やパートナーから必要とされ続ける努力をする。

存在価値を生み出し、そしてその範囲を深めたり広げたりしていく。

自分(たち)ならではの価値を創るための努力の継続が、幸せな人生(必要とされる会社)への道程なのだと。

ニーズや環境が変わり続ける以上、変化が必要です。

自分(会社)らしさを見極めつつ、相手(顧客)が欲してくれる価値につくり変えていく。

失敗を恐れずに変化へのチャレンジを常にしていきたい。

そして、必要としてくれる方の役に立てるような価値を増していきたいですね。

これまでの資本主義から人格経済主義へ。  


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2016年12月20日

魅力

どれだけ明確な夢や目標があったとしても、良くも悪くも人生には想像もしていなかった想定外のことがやっぱりあります。

 

年末だからですかね、ついついこんなことを考えてしまいます。

でも、そのときそのときを「きっとこれがいい道なのだ」とか「この現実を全て受け止めて頑張ろう」とか肯定的に思えることが幸せな人生なのだと。

負けて落ちていくと思うのか、自分で選んだ道だと思って踏ん張るかで、その後の人生が変わるのでしょうね。

4回も倒産申告をしても大統領になってしまう方もいましから。やっぱり自分次第なのですね。もちろん縁や運もあるのでしょうが。





さて、住宅業界に近ければ近い人ほど「ゼロ宣言」の家の面倒さというか、馬鹿さ加減を知っていますし、よく言われます。

「そこまでやれんよ・・」という。

ある意味、プロである同業者から「バカ」扱いされるほど、一途な仕事なのだと思います。

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エンドユーザーから見て・・という視点は当然として、取引先や友人、職人たち、同業者から見て、『あそこは間違いない』と感じてもらえる魅力ある企業になっていきたいと、本当に思います。

もちろん、スタッフの家族からも。

働き手にとって魅力がない会社が、ユーザーから見て魅力があるはずもないと思います。

そしてその価値を伝える努力も怠ってはいけない、そう思います。
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以前、弊社社長の井上から

「経営が上手すぎるのと、美しく生きるのはちょっと違うんだよ。

やっぱ善いことを、信じる社員とともに、美しくやることが美徳だろ。

中小なんてズルしようと思えばいくらでも出来るけど、やっぱそれって生き方としてかっこよくないよな。

だから、経営も生き方も、信・善・美だよ。」と教えを受けたことがあります。

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嘘、偽り無く、正々堂々と生きることができる。

当たり前のようですが、これが普通に出来る事、本当に幸せだと実感します。

   


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2016年12月13日

それらは、目に見えない

施工事例、追加いたしました。



(上の画像クリックで「暮らしフォト」に飛びます)

 

さて、日本の住宅は、気密化が進んでいます。

アイジースタイルハウスの家づくりは、仕上げ・下地共にVOCを出さない自然材料を使うのが前提ですが、集客のために自然素材を謳っている会社が多く、こう言っては何ですが、目に見えないところには平気で合板を使ったり、農薬まみれの畳を使用しています。。。

気密性が高い室内で、微量でも有害物質(VOC:揮発性有機化合物:塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質)が出続ければれば、、、

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身体にとって、「良いか」、「良くないか」わかりますよね。。。

大量の化学物質や揮発性化合物、電磁波、寒暖差は目に見えませんが、体は確実に"それら"と戦います。

戦えば、気を張り、疲れます。

家は、「世界で一番リラックス出来る空間・環境」であって欲しいと望みます。

なので、家の素材自体から毒物が出ないのは大前提だと思っています。

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健康や快適さというファジーな言葉ですが、しっかりと根拠を持って、決して一人よがりではない、商品を提供したいと思います。

健康素材、自然素材、これらは快適でリラックス出来る空間、環境造りへの手段に過ぎません。

具体的なご相談を頂戴した方も、ご参加頂いた方も、ちょっと今までの考えや行動を一度リセットというか、『健康』という目的を追加してもらえると、いいかなと思います。

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贅沢ではなく、より上質で、より豊かな暮らしをお届け出来るように、健康・長寿・長持ちにフォーカスして行きます。