結論から言うと、完成してから目に見えなくなる構造部分は絶対に見ておくべきだと。
家を建てる前には、必ず構造見学会に行って、学びになることをオススメします。
※構造見学会をやっていない会社は、構造に対しての哲学や理念がないと思われます。
ただやってる、ってだけでもダメですよ。
・何で、その素材がいいのか?その工法や素材はどのような効果があるのか?
・その工法で建てられたお客様の生の声はどうなのか?住んでからの声を反映させているのか?
・住宅や健康の天敵である結露はしないのか?何故しないのか?
・設備機器に頼らないエコな家なのか?
・地球や環境、健康に配慮したものを使っているのか?
などなど、あげればきりがないですが、住宅の寿命だけでなく、家族の健康までも左右する家の構造。
人間も中身が大事!スポーツ選手も基本が大事!っていうように、家もそれを支える骨組み、安全性と健康、そして快適さをずっと維持し続けるには「化粧や猿真似」ではできません。
本質=基本、基礎がしっかりしていないと担保されません。
よく「化けの皮が剥がれた」(表面だけきれいにしたり、つくろっているものが剥がれ落ちる)、なんていう表現をしますが、住んでみてから、10年、20年経ってから、こんなはずじゃなかった。。。にならないためには、やはり自分の目で確かめて、理屈をしっかり理解しておくことが大事だと思います。
建築に当てはめて言うと「グラスウール」「集成材の柱」「サイディング」「合板フローリング」などが該当しますね。
昔、リフォームをやってた頃、築20年ほどのお宅を改装することが多かったのですが、ほとんどのお宅で、グラスウールは真っ黒で下に落ちていました。
グラスウールは壁内で結露した水分を吸って発散(放出)できないため、重くなって落ちるわけですが、真っ黒になっているのは、水分を栄養素にして繁殖したカビです。
そのお宅は、断熱材が無いのと一緒で、しかもカビの胞子がそこから室内に・・・。
雨漏りがあるお宅も数多く見てきました。雨漏りの激しさにもよりますが、柱が無垢の場合はまだ何とか芯は残っていますが、集成材の場合は、接着部分が剥離し、本来の柱の役割を果たしていませんでした。
結果、予定していたリフォームの倍ぐらいの費用がかかってしまう。または、やりたかったリフォームができず、修繕に予算を全て取られてしまう、なんてことがよくありました。
ローンを払いながら大規模な修繕は本当に悲惨です。というか悲劇です・・・。
(サイディング・合板フローリングは、化粧の部類なのでまた次の機会に書きます。)
逆に築100年を超えるようなお宅は、土壁で隙間風が入り、冬こそ寒いのですが、壁内結露は無く、雨漏りが多少あっても、本物の無垢の柱や梁に支えられ凛としていました。
このようなお宅をたくさん見てきたからこそ、新築事業を立ち上げる時、目に見えなくなる構造にこだわった家づくりをしよう、そう決意したのを覚えています。
だから、胸を張って『構造見学会』を開催し、その重要性を訴えているわけです。
アイジースタイルの構造見学会は、
「神社仏閣にように、長持ちする秘密が分かります」
「真冬でも光熱費1万円を切る秘密が分かります」
「加湿器、除湿機、空気清浄機がいらない秘密が分かります」
「線路や国道のそばでも、静かに穏やかに暮らせる秘密がわかります」
「ゴキブリ・クモ・ダニ・ネズミが寄り付かない秘密がわかります」
「1年365日、毎日を快適に過ごせる秘密が分かります」
などなど、IGスタイルハウスで建たれたお客様が本当に満足してくれて、紹介をたくさんしていただける理由が詰まっています。
完成見学会も空気感や質感、肌触り、雰囲気などを掴むには大切ですが、やっぱりそれ以上に構造が大事だと思っています。
「まだ構造見学会に行った事がない」という方は、是非、ご来場ください。