このところだいぶ更新が滞っておりますが、、何とか元気にやってます。
しかし、涼しくなったとはいえ、まだまだ暑いですね。。
やはり、断熱性能が高くて、呼吸する家がいいなと思います。
僕らは寝るときにビニールをかぶって寝ません。夏はタオルケット程度、冬なら羽毛布団をかぶって寝ます。
気密性・・という点ではビニールですが、まったく暖かみも温もりもないですし、カッパと同じく自らが出す湿気により、汗だくに。(ちなみに日本の高気密住宅はビニールで密閉するものがほとんどでございます。。)
寒いときにウィンドブレーカーではなく、ダウンジャケットを着るのもそんな理由です。
日本の家は湿気と上手に付き合うかなんだと本当に思います。
ハード面が良い、性能が高い目的はというと、たった一つ、「健康になる環境を作る」という事。
その大前提は、そこにいさえすれば温湿度、空気環境がとてもよく安らげる(勿論、地震などから命と財産を守ってくれる安心感も)。落ち着ける。居心地が良い。と。
これまで良い家の定義は時として移り変わってきましたが、これからの良い家の定義は『住むだけで健康になる』という本質勝負になってくるのだと思っています。
高断熱化や室内環境は、医学的に見ても健康長寿につながるというデータもたくさん出てきています。
家が寒いと、血圧が上がります。循環器疾患で毎年34万人の方が亡くなられています。
室温が10℃低下すると、血圧が4.3㎜上昇するそうです。
そしてこれは、高齢になればなるほど上がっていくとのこと。
脱衣場の温度が12.4℃から14.6℃に2℃上がるだけで自立生活が4年も伸びるというデータがでています。
慶應の伊香賀教授曰く、若いうちに暖かい家に住んだ方が良いとのことです。
昨日、今日2日間のセミナーで約100名の方にお越しいただきましたが、
健康は環境から、住宅はその環境を作るという話も多く、来場者アンケートを少し読ませていただきましたがパラダイムが変わった方も多くいらっしゃったようでした。
健康長寿といっても、寝たきりで単に長寿というものではく、元気でピンピンして 「健康な時間が長くなる」という本当の長寿でなければ、長寿命化のデータなど何の意味も持たないのだと思います。